【3時限目】一括査定に加盟する買取業者 - 有名企業が参加する理由は?

車の一括査定に関する基礎講座の3時限目は、車の一括査定とそれに加盟する買取業者の関係について学んでいきます。

車の一括査定は、買取業者への斡旋(あっせん)、紹介をするサービスです。
実際に車を買い取ってくれる業者がいなければ成り立たない商売です。

買取業者が一括査定サイトに安くないお金を払ってでも一括査定サービスに加盟しているのにはそれなりな理由があります。

一括査定サービスと買取業者の関係は、一括査定を申し込む前にぜひ覚えておいてほしい事柄です。
実際に車を売る時に混乱しませんし、より高値で車を売るためのちょっとしたヒントにもなりますよ。

(忙しい方向け)3時限目のサマリ
・一括査定サイトと買取業者は「役割分担」で車の買取を行う
・一括査定に参加しているのは大手の買取業者が多い
・1つの買取企業が複数の一括査定に加盟しているなんてことも
・買取業者が一括査定サイトに名を連ねる理由は、包囲網を広くするため

一括査定サイトの存在意義

一括査定サイトは、車を売りたい人と買取業者をつなぐ役割を持っていることは1時限目で紹介しました。

一括査定サイトと買取業者にはそれぞれ異なる役割があります。

あなたが車を売ろうとしたときに、ネット上で検索をするとまず目につくのが「一括査定サービス」の数々だと思います。

「高値売却」なんてキーワードを入れようものなら、いきなり近所の買取業者が出てくるなんてことはまずありません。ほぼ100%一括査定サイトがあなたの目に留まることでしょう。

一括査定サイトであなたが申込をすると初めて買取業者が登場してきます。

実際の車の買取については、あなたと買取業者のやりとりになります。一括査定では一番高い査定額を出した買取業者に売ることになります。

一括査定サイトは、見込み客(車を売りたいお客)を集めて査定申込に誘導する役割を持ち、買取業者が実際の買取業務を担うという役割分担になっています。

一括査定サイトはある意味、広告塔的な役割を持っています。

一括査定に参加しているのは大手の買取業者が多い

では、とある一括査定サイトを例に取って、サイトに参加している買取業者を見てみます。

1つ目は、一括査定サイトでは有名どころのかんたん車査定ガイドです。

参加している買取業者は49社(2019年2月時点)。サイトに並んでいる買取業者を順番に5つ挙げてみると、

BIGMOTOR(ビッグモーター)

Gulliver(ガリバー)

カーチス

カーセブン

ネクステージ

となっていますね。車を所有している方なら一度は聞いたことがある(店舗を見たことがある)ような大手の買取業者が参加してます。

もう1つ挙げてみます。ズバット車買取比較のサイトです。

こちらは買取業者の数は225社。(2019年2月時点)

同様に、サイトに掲載されている買取業者を順番に5つ買取業者を挙げてみると、

BIGMOTOR(ビッグモーター)

Gulliver(ガリバー)

カーチス

ネクステージ

カーセブン

です。

お気づきかと思いますが、2つの一括査定サイトに同じ買取業者が参加しています。

どうしてわざわざ別の一括査定サイトに同じ買取業者が名を連ねるのでしょうか。

理由は、先ほど説明した「一括査定サイトと買取業者の役割分担」によるものです。

一括査定サイトは広告塔 だから買取業者が集まる

一括査定サイトと買取業者の役割分担

一括査定サイトは広告塔の役割を果たしているとお伝えしました。広くネット上やメディアに露出して見込み客を集めることに特化しています。

一括査定サイトはCMや広告をバンバン流して見込み客を集めることに専念します。アピールポイントは「下取りだと損しますよ」だったり、「一番高く売るなら〇〇(サイト名)」という形です。車の買取行為そのものは買取業者に任せる形です。

つまり、一括査定サイトと買取業者それぞれが得意な領域を分担して車の買取という行為を行っているのです。

一括査定サイト側のメリット

一括査定サイトは見込み客を主にネット上で広く集めます。

車を売りたいという見込み客情報を買取業者に流すことになりますが、車を売りたい人はお金を支払うことはありません。

では、どうして一括査定サイトが儲かっているかというと、加盟している買取業者からお金を受け取ります。見込み客1人あたり〇〇円という形で費用を徴収します。

広告を見て一括査定を申し込む見込み客が来れば来るほど買取業者からお金をもらうことができます。

見込み客を継続的に自社の一括査定サイトに呼び込めば安定的な収入を上げることができるのが一括査定サイトのメリットなのです。

現在、たくさんの一括査定サイトが立ち上がって広告合戦をしているのも乱暴に言ってしまえば一括査定サイトは「儲かる」からなのでしょう。

買取業者側のメリット

買取業者は、広告は一括査定サイトに任せて、車を買取って整備し中古車市場に流すという本来の仕事に専念できる点がメリットです。

すべての車屋さんはネットメディアや広告(マーケティング)に長けているわけではありません。

でも、広告費として一括査定サイトに加盟しておけば、見込客の情報がどんどん流れてくるから、あとはライバル業者に負けないように高値の査定額を出せばOKという理屈です。

一括査定サイトに登録しているのは大手買取業者が多い理由

大手の買取業者が一括査定に参加するのは、「一括査定サイトの加入費用と集客効果の費用対効果が見合うから」なのです。大手の企業は十分な広告費を予算として持っていることが多く、効率的な広告(集客)の手段として一括査定サイトを選んでいる、ということす。

また、大手の買取業者は日本全国にネットワークを持っていることもあって、日本各地から見込み客を引っ張れる一括査定サイト(ネットメディア)と相性が良いことも理由になります。

逆に、チェーン展開していない中小の車屋さんは、一括査定サイトにあまり参加していません。理由は上記の裏返しですが、見込み客の数に見合う費用を一括査定サイトに払う余裕が無いから、と言えます。(広告費をあまりたくさん使えない)。

なお、複数の一括査定サイトに、大手の買取業者が加盟しているのは見込み客を少しでも広い包囲網で探したいからです。見込み客1人が登録する一括査定サイトは基本的に1つだけなので、複数の一括査定サイトに登録しておいた方が、よりたくさんの見込み客を獲得できるからです。

最後に

最後に、3時限目のサマリです。

3時限目のサマリ
・一括査定サイトと買取業者は「役割分担」で車の買取を行う
・一括査定に参加しているのは大手の買取業者が多い(中小は費用対効果が薄い)
・1つの買取企業が複数の一括査定に加盟しているなんてことも
・買取業者が一括査定サイトに名を連ねる理由は、包囲網を広くするため

コメント